
ずっと前から見たいと思いつつ見ることができなかった風景を見に。
海越しに望む立山連峰|とやま観光ナビ
海越しに望む立山連峰の情報は富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」で。観光や体験、グルメ、お土産、イベントやお祭りなど、旅を楽しくする情報がいっぱい!
その風景に魅せられた僕は去年の春に足を運んだけれど、結果は大惨敗。立山連峰どころか、一番近い新湊大橋すら目にすることができないぐらい霞んだ風景が広がっていた。
そして迎えた今年の冬。毎日の天気予報チェックでも、富山県の天気予報は常に気になる存在だった。
しかし中々タイミングに恵まれない。なにせ冬の日本海側は晴れる日がごく限られている。季節の変わり目で移動性高気圧に覆われたとしても、寒気の流入で山だけ雲がかかるということもママある。そして仮に晴れたとしても、土日でないと行けない。おまけに富山は何だかんだ言って遠いので、おいそれと何度も通えるわけでもない(お金もかかるし…)。
悶々とした気持ちを抱えながらも、富山湾越しの立山連峰を見れるであろう最高なコンディションを探るべく、過去に雨晴海岸をきれいに見れた日の天気図を調べたりして、「勝利の方程式」たるイメージを膨らませていった。

そんな折、中心気圧1,030hpaの大きな移動性高気圧が日本を横切る予報が出た。高気圧の中心は新潟~山形付近を通過する模様。
Tateyama or Tate-yama Weather Forecast (3015m)
Tateyama or Tate-yama, Honshu, Japanese Archipelago, Japan Mountain weather forecast for 3015m. Detailed 6 day mountain weather forecast for climbers and mountaineers.
行こう。だめならだめで、データになる。

2時に起床してハスラーで出発。圏央道→関越道→上信越道と乗り継ぐ。この日は横川SAで仮眠をすることにした。外は-6度だが、シュラフ(モンベル バロウバッグ#4)にくるまれば車内なら丁度いい陽気。
上信越道で給油タイミングを見誤って、危うくガス欠になりそうなところを燃費走行に切り替えて名立谷浜SAに滑り込みセーフ。あと50km遠かったら危なかった。ハスラー、下道は燃費がいいのに、高速道路を走るとガクッと落ちるのがネック。
北陸道に入ると、左手に冠雪した立山連峰の姿が飛び込んできた。素晴らしい北陸の冬の風景。これだけでも満たされた感溢れるが、心を落ち着かせながら富山県を目指す。

雨晴海岸に到着。停めようと思っていた駐車場は道の駅建設のため封鎖されていて、雨晴駅の南東にある臨時駐車場に停めた。案内看板が目立たなくて、うっかり目の前を通り過ぎてしまった。

海岸に降りて、てくてくと撮影ポイントへ移動。前夜の雨のなごりか、空には雲が結構広がっている。大丈夫だろうか…という一抹の不安を覚える。

三脚を立ててぼーっと海を眺めながら過ごしていると、次第に雲間から青空が見えてきた。いけいけー。

そして、ついにほぼ快晴に。海の向こうには立山連峰が・・・見えた!


この風景を自分の目で見たかった。
見れて嬉しいという気持ちと、素晴らしい風景を前にした感動と、無事に見れて良かったという安心感がごちゃ混ぜになっていた。

立地的に午前の遅い時間~午後にかけてが順光となるので、より綺麗に立山連峰を望むことができる。一定の高度に筋状の雲が残ってしまっていたのが悔やまれるけど、お昼ご飯をとることなく、ただただこの風景を目に焼き付けた。3月でこの綺麗さなのだから、より空気が冷えて澄んだ1月や2月に見ることができたら、どれだけ綺麗なのだろう・・・。

ちなみにこちらが建設中の道の駅。思っていたより大きな建物ができそうで、より賑やかな場所になるのだろう。

雨晴海岸から帰る途中、近くの万葉ふ頭にも立ち寄った。

新湊大橋の向こうに見える立山連峰の姿。
これも、この前来た時には見ることが叶わなかった風景。
で、この日の撮影は終了。
夜に地元で少佐と遊ぶ約束を入れてしまっていたので、富山から一気に神奈川を目指した。時間があれば五箇山方面にも足を運んで、雪のある合掌造りの風景を見てみたかった・・・。まぁ次回への宿題ということで。

小杉→八尾のコース取りに苦戦したり、国道471号線が雪崩で通行止めになっていたり(迂回路があって助かった)と小さなトラブルはあったけれど、中央道の渋滞も珍しく無かったので、初狩PAまで休憩無しで走ることができた。やっぱりバイクと比べると疲れの度合いが全然違う。
地元に到着したのは21時半。ずっと見たかった風景を見ることができて、良いドライブとなった。次にいつ見れるか分からないけど、それまでは今回目に焼き付けた風景を思い返すことにしよう。

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